三重県津市にあるユニバーサル造船とJFEエンジニアリングが共同で行うイベント。
このイベント良いから参加しない?とのお誘いを受け行ってきました。
メインとなるのは、建造中の船の見学です。
他に、JFEエンジニアリング見学、ユニバーサル造船研究所の見学、イベントステージでの各種催しなど盛りだくさんの内容。
以前、ここがNKK津(日本鋼管)であった時代に仕事で訪れたことがあり、工場の入口を入った際、懐かしさを感じました。その時は船をじっくり見ることはできなかった為、期待に胸が膨らみます。天気は快晴、絶好の見学日和です。(このイベントは雨天中止)
工場内をバスで移動し、建造中の船の横に到着。
写真に写っているのがエレベーター。これで、船底まで降ります。
船底に到着。ものすごく大きい!! そのスケールに圧倒されます。
近距離からは、とてもカメラに収まりません。
造った後、この船どうやって動かすんでしょう?
係の人が質問に答えてくれます。
船を移動させるときはここに海水が入るとの話。海水をさえぎっている防護壁がありました。高さ表記があり、上のほうで9mの数値表示。高さは12mぐらいでしょうか。
そして、船底にもぐれます!
2m程度の台座に船が置かれており、船の下にもぐり込めました。
この台座に、こんな巨大なものが乗っかっているかと思うと少々怖い。
次ぎに岸壁にある別の船にバスで移動します。
階段で甲板に上がり、巨大な船の上を一周。
船の端から端まで300mぐらいあるでしょうか。広い!! これは穀物の運搬用の船だそうです。
階段を登り、操舵室から甲板や周りの海を望めます。いい景色です。
研究施設を公開してしまって大丈夫なのでしょうか?
と思ってしまいますが、極秘の部分はちゃんと隠してありました。
車なら試作車を作って色々とテストができるけど、船ではできない。
と言う訳で、ミニサイズ版の船の模型を作り色々と実験をする施設です。
写真は、ミニサイズ船をプールに浮かべて移動して試験をする装置。
船だけ動くかと思いきや、写真の設備がごそっと移動します。
イメージ的には船を釣ってクレーンが動くイメージでしょうか。
これに乗せていただきました。
社員でもこの研究所は、なかなか入れないらしいです。いい体験させてもらいました。
見学の最後、一日で3つの箇所を見学するハードスケジュール。
時間的に無理かと思いましたが、バスを増便とのことで、ぎりぎり間に合いました。
(まともに昼食を取る時間はありませんでしたが)
こちらは、ユニバーサル造船からバスで少々移動したところにあります。
主に橋梁など、大型の鉄鋼製品を製造している所。
対岸に見えるのがユニバーサル造船です。
こちらはジャケットと呼ばれるもの。
桟橋や耐震岸壁、防波堤に使われるようで、海の中にドボンと浸かり普段人目につくことはないものです。写真のジャケットは、愛媛県と大分県の間にある日振島(ひぶりしま)の喜路港の沖防波堤で使用されるそうです。
高さ約36m、重さ約360トン。非常にスケールの大きな代物。
こんな大きなものどうやって造るんだろう。
複数のクレーンを用い、組み立てるそうです。
この巨大なものを高精度で製造する。すごい技術ですね。
メイン会場では、コンサート、戦隊ヒーローショーなど様々なイベントが開催されていました。
他、屋台も多数出ており一般的な縁日の価格とは異なる良心的な価格で、カレーやおにぎり、焼きそば、たこ焼きなどが食べられます。
会場内に机と椅子は用意されているのですが、満席です・・。立ち食い上等。
今回、工場見学がメインでしたので、ステージショーは白木高校吹奏楽部の演奏を途中から聴きました。
単に座って弾くだけでなく、踊りと組み合わせたりするなど、魅せる演出もあり良かったですよ。
イベントのしめは、抽選会。
入口で配布されたパンフレットがクジ着きになっており、番号が振ってあります。
事前にこのクジを切り取り抽選箱に入れておきます。主催者が抽選箱からクジを引き、クジがパンフの番号と一致すれば見事に当たりという方式です。
特賞は10万円の旅行券!!・・当たりませんでした。
車の工場見学は一般的ですが、船となるとスケールは比較にならないです。
非日常感を味わえる工場見学が無料。
(地元への奉仕的な意味合いが強い感じがします)
有料でも行きたいと思えるような、いいイベントでした。
来年も時間が取れればぜひ参加といきたいですね