坂本龍一
“音楽の常識”を越えて
NHKのクローズアップ現代で坂本龍一氏の特集を見ました。
時代の最先端の音楽をYMOで牽引し、
アカデミー音楽賞受賞という快挙を成し遂げた。
そんな坂本龍一氏が、身の回りの音から音楽を生み出す。
音楽活動を一時休止し、ガンを乗り越え、8年ぶりに出したnewアルバム
タイトルは「async」
同期しないという意味。
テーマは
一つのテンポにみなが合わせるのでなく、
それぞれの音/パートが
固有のテンポをもつ音楽を作ること。
99%の音楽は同期する音楽で、
同期しない音楽を作りだすとのことだった。
確かに、ほとんどの曲は一定のテンポで、例えテンポが変わっても楽器間の
同期が狂うことは無いと思います。
非同期の音楽・・
身の回りの様々な音。
すべての音には同等の存在価値がある??
東北ユースオーケストラの練習風景。
携帯の着信音を音楽に取り入れる場面が流れた。
非同期の音楽の例だったが、何だろう。
インタビューも見たけど、、
凡人の私には坂本龍一氏の言いたいことはよくわからなかったです。
変な解釈かもしれませんが、
世界には多種多様な意見(音)があるが、自分の聞きたい意見(音)しか聞いていない。
排他的な世の中になって来ているが、自分の意見を(音)を主張すればいい。
ということでしょうか。
番組中では作品の幾つかが流れました。
氏の新たな挑戦であるこの音楽。
坂本龍一氏の作品は結構好きで、アルバムや楽譜も幾つか持っている私ですが、
少し聴いただけでは良いも悪いもさっぱりわかりません。
惹かれるメロデイも特にありませんでしたし、どうやらピアノ向きでもなさそうです。
わたしは音楽は綺麗なメロディにこそ価値があると思ってましたが、
さて「async」というアルバムはなにか新しい発見をさせてくれるのでしょうか?
正直、今すぐ欲しいとは思っていないのですが、機会があれば落ち着いて聴いてみたいと思います。