仕事で六本木ヒルズを訪問した際、少々時間がとれましたので森美術館を訪問してみました。
開催中の展示は、
場所は、六本木ヒルズ森ビルの53F。美術館と合わせ展望台も見学。
ヒルズに来るのは何年ぶりだろう。
以前「国立新美術館」に行った際、立ち寄ったことを思い出しました。
今回の展示は美術展では珍しく、条件つきながら写真撮影ができる!という太っ腹な企画です。
展示会の中で、私の印象に残った作品を紹介します。
マハ・ムスタファ
黒い水が吹き出る噴水です。アラブ関連の展示でしたので、私は原油を連想。
噴水奥の窓から見える展望とあいまって不思議な空間を作り上げていました。
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 – 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。
リーム・アル・ガイス
経済発展により変化を続けるドバイがテーマ。
工事現場のような大地を俯瞰するように浮かぶ鳥のシルエットが印象的です。
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 – 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。
サーディク・クワイシュ・アル・フラージー
アニメーション作品。作者が父のスーツを見て思い出した無数の記憶がつづられていきます。左下を見つめる大きな人物は作者自身をイメージしていると思われます。寂しげな音楽とあいまって哀愁が漂う。
この展示会の中ではもっとも好きな作品でした。
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 – 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。
ハリーム・アル・カリーム
口をふさがれた輪郭のぼけた女性。目だけは鮮明に表現されており、鋭いまなざしで何かを訴えかけてくるよう。女性の目線からは強い意志のようなものが感じられます。
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 – 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。
イ・チャンウォン
部屋中に映し出されるシルエットと、四角い台に載せられた報道写真。
シルエットという抽象的な表現と、写真による現実的な表現。
とても興味深い作品でした。
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利 – 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。
映像表現、立体物、アニメーション、絵画、写真。
展示物の種類は多岐に渡っており、なかなか面白みがありました。
アラブと聞くと、紛争と石油しか思い浮かびませんでしたが、このような展示会を見ると少なからずアラブに関して興味を持ちます。
展示内容を見ると紛争を思い起こさせる作品が多いのは、いたしかたないのでしょうか。
世情が変わり、優しさ、豊かさを感じさせる作品が今後登場するのか? さて。
美術を堪能した後、展望台に向かい窓から東京シティを望む。
天気は快晴。東京タワー、東京湾など綺麗な景色が見れました。
以前、東京タワーに上ったときは雨で撃沈。
やはり展望台は天気のいい日に上らないとね。
展望台ではテディベアの小展示を開催してました。
ベンツに乗ったテディベア。ベンツの値段は・・買えない。
ヒルズの外では巨大な蜘蛛のモニュメントがあり記念撮影している人がいました。
こういったところも面白いですね。