パラミタミュージアムで開催のミュシャ展に行ってきました。
ミュシャのポスターやアートは、今でも見かける機会が多いです。
いまでもまだカレンダーが販売されていますし、不動の人気がある感じですね。
今回は、チェコの医学博士ズデニェク・チマル氏が収集したチマル・コレクションを中心に、油彩、水彩、素描、ポスター、挿絵などが展示されています。
私はミュシャに関する著書を1冊持っており、その内の何点かを実物で見れる時が来ました。
島田紀夫著書の私が持ってる本です。
本に載っていた中で実物が鑑賞できた作品
- ジスモンダ
- 椿姫
- メデア
- ハムレット
4つ並んだポスター(絵画と言ったほういいかな)は壮観でした。
これらのポスターの実物は2mを越えるサイズ。
この展示会では、若い時期から晩年まで順序立てて作品が展示されています。
やはり一番良く知っていて、目に付くのはパリで活躍していた時の作品。
女性の美しさと、緻密にデザインされた背景。
美しい色使い。
晩年、ミュシャは商業的な依頼を受けるのを止め、祖国のチェコの為に活動しました。
そういう人柄も好きですね。
さて今回の絵画の多くを所蔵しているズデニェク・チマル氏。
(英語だとZdenek Trimalと書くようです)
個人でここまでの所有量はすごいしどんな人物か興味がある。
ちょっと調べてみましたが、以下のサイトの人物がチマル氏のようです。
英文サイトの内容はチマル氏へのインタビュー記事でした。
要約すると、
- チマル氏の父が、チマル氏の前に20年以上絵画を収集しており、祖父もチェコの有名なコレクターであった。
- 当初は他のチェコの巨匠に興味を持っていて、いくつかの研究を行ってきたが、本当に膨大な量の情報には対応できないことに気づいた。
- コレクターはできるだけアーティストや作品についてできるだけ多くの情報を収集することが不可欠だが、同時に複数の画家を扱っている場合には、本質を見失う可能性がある。
- 一人のアーティストを選択した場合、アーティストの仕事を理解し得る。チマル氏にとっての選択はミュシャであった。
かなり端折りましたが、こんなところで。
作品は主にオークションで手に入れているようですね。
今回の展示は、ミュシャを堪能でき大変満足でした。
図録買っちゃいました。
暇な時に眺めます。。
パラミタミュージアムの休憩コーナーでコーヒータイム。
ここ併設のカフェとかなくて自販機コーヒーだけなんですよね。
コーヒーを飲みつつパラミタガーデンを望む。
このパラミタミュージアムは定期的に私好みの企画展をやってくれるのでお気に入りの美術館です。
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